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厳然たる一線

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仏が容を現してくると、
世の中の些事などどうでもよくなる。

雑音が消え、
真実だけが耳に残る。

美しいものを彫ろうとする作為ではなく、
それらの行為は御仏、
そして亡くなった魂に捧げられる。

自身を研ぎ澄まして、純化して、透明になる。
自然、仏はその美しい容を現す。


もはや、私が仏を彫っているのではない。
天(仏)のはからいにより私の体を通して仏が顕現するのだ。


仏像の形をなぞるだけの者と仏師は断じて違う。












by gizankatoh | 2019-02-24 21:15 | 月鏡

仁和寺と御室派のみほとけ / 2018,2月のこと

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先日、僧侶の友人と金沢文庫で行われている「運慶展」と上野の東博で行われている「仁和寺展」に行き、
そして夜には
友人の法話と坐禅会に参加するために田町の仏教伝道協会に行ってきました。

一日中、仏教と仏像の話をして
未だに思考が整理出来ずにいます。

即物的思考が邪魔をしている事に気づきます。

何百年と祈られてきた仏を前に一枚一枚薄紙を剥すように純化し、
自分と向き合うことが必要です。

ただ、必要な時に必要な場所で、
一瞬早過ぎず、一瞬遅過ぎず、
人、モノ、言葉、機会に巡り会うものですね。


2018,2,24より












by gizankatoh | 2019-02-24 07:30 | 月鏡

自雪舟五代 長谷川等伯

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滞在していた京都烏丸御池から自転車で堀川通を北上し、
日蓮宗の本山 本法寺へ。


京都本法寺に納められている佛涅槃図

「願主 自雪舟五代 長谷川 藤原 等伯 六十一歳 謹書」

その求道と、その野心と、
揃わぬ徳と、その無念と。

もう少し、あとほんの僅か。
光に手が届きそうなところまで来ていながら、それは消えた。

その落款に込められた思い。
時を越えてしっかりと伝わってまいりました。

無念だ。無念だ。無念だ。

その絵の前に叩頭いて私は泣きました。

釈迦の入滅に泣いたのではなく、
等伯の無念に泣いた。


仏を彫りながらも私の野心は過ぎる。

それが私の業なのだ。


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by gizankatoh | 2019-02-16 08:16 | 月鏡

テノウチ、ムネノウチ

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刀匠、そして、我が魂友、川﨑晶平氏が隔月で書いているコラムに“間接的”に登場させて頂きました。

送ってもらった本の栞に人柄が出てて◎◎◎

ゆっくり話したいなぁ…とメールでやりとり。

お互いに春頃には人心地つけそうなので、一緒に歌舞伎でも観に行こうと約束したのでした。
















by gizankatoh | 2019-02-05 20:57 | よしなしごと・・・

玄奘忌

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2月5日は玄奘忌(玄奘三蔵の命日)

奈良の薬師寺と埼玉の慈恩寺の2ヶ寺に玄奘三蔵の遺骨が奉安されています。

玄奘三蔵と鑑真和上。

心から尊敬する僧侶です。


/ 慈恩寺 玄奘塔












by gizankatoh | 2019-02-05 20:49 | 月鏡

「いい日だった」かもしれない

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今日、ちょっといいことがあった。


例えば…

「今日はいい日だった」かもしれない。

そう言い聞かせて。

そんな日を重ねていれば、

本当に「いい日だった」と思える日が来るかもしれない。












by gizankatoh | 2019-02-01 20:43 | 月鏡