カテゴリ:月鏡( 273 )

生き物

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誰だ?ゲイジュツカは気分が乗った時に仕事をする。
みたいな都市伝説を広めたのは。

毎日、朝の6時から夜9時まで休日なく仕事してますよ。
私の場合、、、職人か。

「道具を持ったら考えるな。彫れ」というのは修業時代に染み付いた思考の癖。
もうそん癖は体の隅々まで行き渡っておりんす。


アートフェア会場で画家の友人との会話。。。
「休まなければいけないってことは頭では分かっているんだけど、
筆(鑿)を持っていないと不安になる。
描き続けて(彫り続けて)、今の自分を越えてゆくことでしか自分を救うことが出来ない。」

そんなことを共感しあったりして。
結局はそんな生き物でござんす。

アートフェア会場での居心地の悪さと居心地の好さは
そんな「生き物」達とほんのひと時を過ごせたからかな。













by gizankatoh | 2019-03-18 21:10 | 月鏡

こそばゆい話

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人の悲しみや、亡くなった方への想いや、
祈りや、願いにグッとフォーカスして作品を作ることが多く、

沢山の悲しい話を聞いて、
その悲しみや願いや、目には見えない亡くなった方の魂を受け止めて、
相応しい像を現出させる為に朝から晩までずっと彫り続けて、

鑿を置いて、窓の外を眺めると季節が変わっていて、
ふと我に返ると止め処なく涙が溢れてくる時があります。


日曜日は「蕎麦曜日」
週に一度の自分へのご褒美です。

自分へのご褒美といえば。。。
独立したばかりの頃、生活が苦しくて飲食店でアルバイトをしていました。

お客さんが手を付けなかった料理をタッパーに詰めて、持って帰って食べていました。
3パック100円の納豆を半分づつ食べたり。
その頃の自分へのご褒美は週に一度のコージーコーナーのシュークリーム。

自分は。。。
あの頃と何も変わってないような気がします。

だから、世辞でも活躍してるなんて言われるとこそばゆいよ。












by gizankatoh | 2019-03-17 21:36 | 月鏡

書家 木下真理子さんの連載エッセイ「風につたへし」

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書家 木下真理子さんの連載エッセイ「風につたへし」

書家と仏師。
筆と鑿。

言語は違えどプレイヤー同士、響き合うものですね。
言葉の奥や行間にある”真”を汲み取り、綴って下さっています。

私が彫る仏像。
そして彫刻という存在の奥に在る”何か”を理解していただける一つのピースとなるでしょう。

是非、お手に取って頂ければ幸甚に存じます。














by gizankatoh | 2019-03-09 21:12 | 月鏡

厳然たる一線

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仏が容を現してくると、
世の中の些事などどうでもよくなる。

雑音が消え、
真実だけが耳に残る。

美しいものを彫ろうとする作為ではなく、
それらの行為は御仏、
そして亡くなった魂に捧げられる。

自身を研ぎ澄まして、純化して、透明になる。
自然、仏はその美しい容を現す。


仏像の形をなぞるだけの者と仏師は断じて違う。













by gizankatoh | 2019-02-24 21:15 | 月鏡

仁和寺と御室派のみほとけ / 2018,2月のこと

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先日、僧侶の友人と金沢文庫で行われている「運慶展」と上野の東博で行われている「仁和寺展」に行き、
そして夜には
友人の法話と坐禅会に参加するために田町の仏教伝道協会に行ってきました。

一日中、仏教と仏像の話をして
未だに思考が整理出来ずにいます。

即物的思考が邪魔をしている事に気づきます。

何百年と祈られてきた仏を前に一枚一枚薄紙を剥すように純化し、
自分と向き合うことが必要です。

ただ、必要な時に必要な場所で、
一瞬早過ぎず、一瞬遅過ぎず、
人、モノ、言葉、機会に巡り会うものですね。


2018,2,24より












by gizankatoh | 2019-02-24 07:30 | 月鏡

自雪舟五代 長谷川等伯

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滞在していた京都烏丸御池から自転車で堀川通を北上し、
日蓮宗の本山 本法寺へ。


京都本法寺に納められている佛涅槃図

「願主 自雪舟五代 長谷川 藤原 等伯 六十一歳 謹書」

その求道と、その野心と、
揃わぬ徳と、その無念と。

もう少し、あとほんの僅か。
光に手が届きそうなところまで来ていながら、それは消えた。

その落款に込められた思い。
時を越えてしっかりと伝わってまいりました。

無念だ。無念だ。無念だ。

その絵の前に叩頭いて私は泣きました。

釈迦の入滅に泣いたのではなく、
等伯の無念に泣いた。


仏を彫りながらも私の野心は過ぎる。

それが私の業なのだ。


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by gizankatoh | 2019-02-16 08:16 | 月鏡

玄奘忌

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2月5日は玄奘忌(玄奘三蔵の命日)

奈良の薬師寺と埼玉の慈恩寺の2ヶ寺に玄奘三蔵の遺骨が奉安されています。

玄奘三蔵と鑑真和上。

心から尊敬する僧侶です。


/ 慈恩寺 玄奘塔












by gizankatoh | 2019-02-05 20:49 | 月鏡

「いい日だった」かもしれない

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今日、ちょっといいことがあった。


例えば…

「今日はいい日だった」かもしれない。

そう言い聞かせて。

そんな日を重ねていれば、

本当に「いい日だった」と思える日が来るかもしれない。












by gizankatoh | 2019-02-01 20:43 | 月鏡

自分の正しい立ち位置

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挑戦と重圧は切り離せない

薄氷の上に立ち続ける

恐怖心を抱いているくらいが

”今”、自分が正しい位置に立っていると思える












by gizankatoh | 2019-01-30 21:21 | 月鏡

幸せと・・・

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成功と幸せは違う

勝利と幸せは違う

達成と幸せは違う












by gizankatoh | 2019-01-27 21:20 | 月鏡