1 ![]() 悪い夢を見ていたのかもしれない。 変化する時というのは痛みが伴うもの。 運命の深い所で地殻変動を起こしているかのようにさえ思える。 先日の京都滞在の折、然る方が座敷を用意しておいて下さいました。 祇園のお茶屋「芳きし」さんでのひととき。 お茶屋さんに着くと、二階にある広い座敷に通され、座卓を挟んで男二人が座る。 運ばれて来る料理に箸をつけては二言三言言葉を交わし、また料理に箸をつける。 三味線と唄に耳を傾け、舞を観る。 夜が更けてゆく。 促されるように。導かれるように。 絡まっていた糸が解れ、縛っていたものが切れた。 一方で、点と点が結ばれ、新しい扉が開かれようとしている。 そんな今までのことを労うように。これからのことを寿ぐように。 象徴的な時間だった。 静かでいて、艶やかでいて、記念すべき人生の時間。 きっと、私は次のステージに行ける。 ▲
by gizankatoh
| 2017-02-08 21:21
| 月鏡
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