9月のことですが・・・ 彫刻家であり、仏師の吉水快聞さんと奈良博物館で行われた「国宝 醍醐寺のすべて展」をはじめ 東大寺の諸堂宇を巡りました。 快聞さんは東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復彫刻において 快慶の阿弥陀如来立像を中心に研究を行い、博士号(文化財)を取得。 在学中に、浄土宗の総本山知恩院の道場を成満し、僧侶となっています。 現在、その古典技法を駆使した彫刻作品を制作。 また快慶の研究と仏像に対する深い洞察と哲学を持っており、 快聞さんだからこその視点や考えを聴く事ができて非常に多くの「発見」と「気付き」がありました。 改めて、快慶の類い稀なる美意識と信仰の深さを思い知らされたような気がします。 そして、”快慶”と”快聞”・・・高い理想と技術を持ち合わせている二人だからこそ 時代を越え、互いに響き合う”何か”があるようにも感じました。 その快聞さんの個展が高島屋大阪店にて行われております。 もしよろしければお運び下さい。 『吉水快聞展』 高島屋大阪店6階美術画廊 2014年11月12日(水)~18日(火) 彫刻家 吉水快聞 Official Web Site
by gizankatoh
| 2014-11-14 21:47
| 美術の話
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