先日、友人と鎌倉へ行きました。 目的は博古堂所蔵の「後藤運久作の初江王(閻魔王)像」。 桜材で彫られていて、大きさは20センチ程の作品。 隙が無く、隅々まで神経の行き届いた仕事ぶり。 全体の造形はもちろん、衣文や装飾、そして技法。 同時代にあって高村光雲の一派とは一線を画し、 その仕事はとても仏師的で、手首を後から差し込んでいるところなどは一種の潔ささえ感じました。 鎌倉という地で独自の表現を模索されていたことは非常に新鮮で強烈な印象を受けました。 *作品は特別に許可を得て撮影させて頂きました。
by gizankatoh
| 2014-11-08 21:35
| 美術の話
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