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NHK 「明日へ -支えあおう-」

4月29日(日)のNHK 「明日へ -支えあおう-」(毎週日曜日 午前10時05分~10時53分)で
岩手県大槌町の「江岸寺(こうがんじ)」の特集が放送されました。

江岸寺は「-縁<ENISHI>-仏像奉納プロジェクト」でご本尊を奉納させて頂く寺院です。


私の知っているご住職の良寛さんや弟の知明さんは

遠慮深く、いつも照れくさそうにニコニコとして多くを語ろうとしていませんでした。

私の方からも敢えてあれこれと話を聴きませんでした。

それでも、ポツリポツリと穏やかに話してくれた事。

体験した人のみが知っている凄まじさ、恐ろしさ・・・


改めて一人静かに聞きました。

触れられなかった話も聞く事が出来ました。

絞り出すように紡いでいた言葉に胸が詰まる思いがしました。


テレビの中でも穏やかに話されていましたが、

どれほど凄まじい時間を過ごされたのかと想像する事も出来ません。


家族を亡くされた方、愛する人を亡くされた方、親しい人を亡くされた方・・・

多くの方の気持ちをお預かりして、その気持ちを鑿に変えて仏像を彫り上げたいと思います。


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by gizankatoh | 2012-04-28 09:03 | 東北に仏像を

覚悟・・・

いつも怯えているんだ・・・


最近、怖くなって夜中に何度も目が覚める事がある。

今の自分にとって大きな事が重なるこれからの数年間。

しくじったら“彫刻家 加藤魏山”は終わる・・・とさえ考える。


「覚悟」という言葉をこんなにも意識した事はなかった。
by gizankatoh | 2012-04-22 08:37 | 月鏡

ツキヌケタモクチョウ・・・

「観〇光 KANHIKARI」に出品する事を望んで何年経ったのだろう・・・

その理念に惹かれて2009年の発足当初から憧れていた。


その期が熟したのか・・・

それとも尚早だったのか・・・解らない。

しかし賽は投げられたのだ。

迷いは許されない。


その中心になっている画家の方から突き付けられた言葉をずっと反芻している。

『魏山さんに期待するのは単なる木彫ではなく、突き抜けた木彫です。』


ツキヌケタモクチョウ・・・


果たして、その答えは出せるのか・・・
by gizankatoh | 2012-04-17 17:54 | 観〇光 KANHIKARI

観〇光 -KANHIKARI- ART EXPO2013 鎌倉展

2009年、世界文化遺産である京都の二条城、清水寺より始まった「観〇光 KANHIKARI」

2013年からは京都で開催された後、鎌倉の寺院を会場にして開催される事になった。


その「観〇光」に2013年からの参加を承認して頂き、鎌倉展のための視察会に参加しました。


今回は円覚寺、浄智寺、建長寺、浄光明寺の堂塔を拝見させて頂き、

開催時期も四月の今頃・・・春の花の盛りの頃となる予定なので、

「場」の空気と光を感じながらイメージを重ねてみた。。。


千年の都 京都。

武士(もののふ)の都 鎌倉。

そのコントラストも興味深い。

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昨年、京都で行われた時に会場を拝見し、モチーフやイメージは決めていた。

後は自分が決断するだけだった。


自分の許容量をオーバーしている事は判っている。

ただ、最初から限界を決めたくはない。

目標を定めて、どこまで跳べるか・・・

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若輩だからと言って粗末な作品は出せません。

「心・技・体」を整え、全身全霊で挑む事こそが礼儀だと心得ております。

皆様の胸を借りて挑みます。
by gizankatoh | 2012-04-15 08:59 | 観〇光 KANHIKARI

「‐縁‐ 仏像奉納プロジェクト」の活動を朝日新聞に掲載して頂きました。

平成24年3月30日 朝日新聞より
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朝日新聞デジタル <被災の寺に仏像を 彫刻家らが支援 岩手・大槌>
by gizankatoh | 2012-04-02 13:07 | 東北に仏像を

アートフェア東京 2012・・・川埜龍三

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有楽町の国際フォーラムで行われている「アートフェア東京」に行って来た。(龍三はん、招待券アリガト♪)

お知り合いの作家の方の作品をあちらこちらに目にしながら「原古美術店」のブースへ。


造形作家の友人、川埜龍三さんに会ったのは一年ぶり。

楽しくなって時間を忘れて話し込んでしまう。

技術的な事、内面の事、作品との対話・・・

本当に参考になる。

会うたびに刺激を受ける。

自分の中にある迷いや、余分な思考が削ぎ落とされていく。

どんどん、彼の物語に惹き込まれてしまう。

正直に言うと、作品を見るたびに「嫉妬心」を禁じえないんだ。。。

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今回も多くの刺激を受けたが、印象に残った言葉。

『作品を作っている時に、その作品の“彼”は、どんな音を聴き、どんなトーンで喋るか・・・その喋り方までもイメージする。』

その声に耳を傾け“彼”と対話する。

そうか・・・龍三さんの作品に「体温」や、「言葉を発している」と感じた事があった。

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自分はコンプレックスを背負って、その重さに腰を屈め、足元の泥濘を気にして、

言い訳をしながら歩いている。


龍三さんはコンプレックスを背負いながらも、その重さを気にも掛けず、足元の泥濘も気にせず、

イメージの向こうに向かってズンズンと歩いている。
by gizankatoh | 2012-04-01 13:03 | 美術の話