カテゴリ:東北に仏像を( 62 )

悲しみについて・・・

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震災があってからこの6年間、毎年大槌町を訪れてきました。
被災した沿岸部の町は訪れる度にその姿も変わっていきましたが、
今回、接した方の心の有り様の変化にも気付きました。
いえ、なんとなく感じただけだったのかもしれません。

今まで「悲しみ」には触れた事はありませんでした。
触れられませんでした。

今回、江岸寺の住職が法要と鑿入れ式の前に
「鑿を入
れて、仏様に悲しい事も持って行ってもらいましょう」と参列された方々に語りかけていました。
それはとても素直な言葉のように思えてハッとしました。

住職をはじめいろんな方から地獄のような体験を伺ってきましたが、
「悲しみ」については避けていたように感じてい
たからです。

先日、書かせて頂いたお子さんとお孫さんを亡くされた方も毎年お会いして言葉を交わしてきましたが、
その事はその時に初めて聞きました。

写真は大槌町から仙台に向かう途中、立ち寄ったコンビニの駐車場から撮った空。













by gizankatoh | 2017-03-14 18:23 | 東北に仏像を

大槌町、仙台、いわき市を後にして・・・

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大槌町、仙台、いわき市を後にして。

「行って良かったな」って、毎回じんわり思います。

頑張らなくちゃね。












by gizankatoh | 2017-03-12 18:21 | 東北に仏像を

東日本大震災七回忌法要と鑿入れ式

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江岸寺仮本堂におきまして東日本大震災七回忌法要と鑿(ノミ)入れ式を執り行いました。
「鑿入れ式」とは仏様を彫る材に鑿を入れて頂き、その仏様とご縁を結んで頂く儀式です。
この度、約200名の方に鑿を入れて頂きました。

ある方が「もう一度いいですか?」とおしゃったので、
私は「何度でも大丈夫ですよ」と応えました。
その方は遠慮がちに「そうしたら…息子の分。娘の分。孫の分。。。」と小さな声でおっしゃりながら鑿を入れていました。

その方はお子さんとお孫さんを震災で失っていたのです。












by gizankatoh | 2017-03-11 22:30 | 東北に仏像を

3月11日 2時46分 

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2時46分 江岸寺

大槌町に響き渡るサイレンと鐘の音












by gizankatoh | 2017-03-11 22:26 | 東北に仏像を

大槌町役場・・・

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大槌町役場


快晴




by gizankatoh | 2017-03-11 22:23 | 東北に仏像を

7年目の朝・・・

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2017年3月11日 釜石

夜が明ける

7年目の朝












by gizankatoh | 2017-03-11 22:21 | 東北に仏像を

明日は3月11日・・・

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大槌町の復興きらり商店街と何日目かの月

いつもの顔と温かな夜

明日は3月11日














by gizankatoh | 2017-03-10 22:18 | 東北に仏像を

或る告白・・・

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2011年3月に起きた原発事故から関東でも毎日伝えられた放射線量。
ナーバスになり、怯えていた日々を思い出します。

あれは確か2015年3月12日だったと記憶しています
福島第一原発の排気筒を遠くに眺めながら開通したばかりの常磐自動車道をいわき市に向けて走っていました。

休憩で立ち寄った楢葉パーキングエリアで私は車の外に出ることが出来ませんでした。














by gizankatoh | 2017-03-09 18:30 | 東北に仏像を

あの日から6年・・・

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ご存じない方もいらっしゃると思われますので。
振り返るには早いですが私が大槌町に関わるようになった簡単な経緯です。

あの日から6年。。

震災当初は体験したことのない強い揺れと、
東北各地で起きた現実への衝撃と恐怖と社会の混乱…パニック。
また原発事故による未知の恐怖に怯え呆然としていました。
祈るような思いで日々を過ごしていた事を思い出します。
とてもナーバスになっていました。

震災のあった春から夏になり、焦燥感に駆られながらも自分にも何か出来る事は無いかと絶えず思案し、
京都の仏師、三浦耀山さんに声を掛け、被災地に祈りと鎮魂の仏像を奉納しようと動き出しました。

私には人を助ける事も泥を搔き出す事も物を運ぶ事も出来ませんでしたが、仏像なら彫れる。。。
亡くなられた方の魂を慰め、大切な人を失った方、被災された方々に寄り添うような…そんな仏像を届けたいと強く思いました。

そして奈良薬師寺の執事である大谷徹奘師が岩手県大槌町の「江岸寺」さんとの橋渡しをして下さり、
今現在、大槌町の復興と江岸寺再建に合わせて三浦耀山さんとともに仏像を彫り進めています。

大槌町と関わるようになってから、福島県いわき市にある菩提院の霜村真康さんとも親しくなり、
いわき市が抱える「放射能」の問題にも触れる機会を得ました。
ご存知の通り、東日本大震災は広域に渡って甚大な被害をもたらしました。
しかし、福島県の抱える問題は他地域の震災による被害とは違うものでした。
地域により問題は様々で複雑です。

肩に力を入れて何かをしようとすると大変です。
まして、続けて行くことは尚更です。
だから私は人や物事に接する時になるべく肩に力を入れないで「車内で席を譲るように」という気持ちでいることを基本姿勢としています。

批判を受けたこともありました。
「貴方には貴方の被災地との関わり方があるように、私には私の被災地との関わり方があります。」と申し上げました。

「忘れないで欲しい」という声がありますように、震災が風化していくことを危惧されている方もいらっしゃいます。
私たちの活動によって東日本大震災で起きた出来事と被災地に少しでも関心を持ち続けていただければと思っています。

私はいつも「祈り」という事を考えています。
考え続けています。

震災の翌年から大槌町で3月11日を過ごしています。
今年も岩手県大槌町と福島県いわき市に行ってきます。












by gizankatoh | 2017-03-09 12:41 | 東北に仏像を

大槌町〜いわき、そしてピザトースト・・・

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3月12日

岩手県大槌町からの帰路、福島県いわき市に立ち寄るのがお決まりのコースになってきた。

いわき市が抱える多くの複雑な問題を解決しようと尽力されている菩提院住職 霜村真康さんの所へ。

常磐自動車道が開通したので、ずいぶん時間の短縮になった。


途中、放射線量を示す電光掲示板。

「南相馬⇔広野」というのは福島第一原発から30キロ圏内を示すもの。

高速道路から福島第一原発の排気筒が見える。


『広野町 / 5.4マイクロシーベルト』(日本全国平均が0.05〜0.06マイクロシーベルト)

やはり動揺する。

戦慄する。

他地域にある漠然とした「いつか起こるかもしれない危機」ではなく、

自分にとっては隣接した地域で起きた「事実への恐怖」という実感が残る記憶。

しかし、福島県の方にとっては現在も進行形の現実。


車で走ってみると広野町からほんの僅かな距離にいわき市があることを実感した。

いわきの街は一見いたって普通の日常。

多くの方がどうしようもない、どうにもできない現実の只中、

そんなことをおくびにも出さず生活しているのだということを肌で感じた。


霜村さんオススメの店「ブレイク」で食事。

いわき駅近くの喫茶店。

ホットサンドにシナモントースト。。。どれもこれも大きくて食いしん坊の心をくすぐる。

そしてどれも美味しい。

ピザトーストが好きなもんで。。。

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by gizankatoh | 2015-03-17 15:20 | 東北に仏像を