林 茂樹というアーティストについて・・・

b0177891_12423467.jpeg
b0177891_12430418.jpeg
b0177891_12415930.jpg
b0177891_12433569.jpg

先日、日本橋タカシマヤで行われている林 茂樹さんの個展にお邪魔しました。
日本の陶磁器の長い歴史の中で培われて来た技術や技法、知識を土台に
経験と研究とを重ねてアートへと昇華させたその表現には確固たる林さん独自の世界があります。

作品を構成する磁器のパーツは70以上にも上り、
焼成する際に温度を上げるタイミングや時間の管理、収縮率や釉薬の化学反応。。。すべて緻密に計算され作られています。
裏を返せば、一つ計算を間違えると作品にならないということです。

近未来的でありながら、実は日本の長い歴史や伝統に裏付けられた作品であるということ。
表層的な眼で作品と対峙するとその本質を見誤るのではないだろうか・・・
しかし、それ以上に作品の佇まいが心を惹き付けます。

林さんは日本のみならず、海外のアートフェアや展覧会への出展、
そしてその作品はパブリックコレクションとしてイギリスやフランス、イタリア等の美術館に収蔵されています。
一つ一つ目標を達成しながらも常に次のステージを目指している。


ちょっと語弊があるかもしれませんが。。。
美術の世界では王道とは言えない道から、独り道を切り拓いて歩いて来たんだと・・・
それは決して平坦な道ではない事は想像に難くない。
そんな林さんにシンパシーを感じつつ、いつもその姿を見て勇気をもらっているのです。
やはり闘っている人は匂いが違う。

悩みを含め、久しぶりにいろんな話が出来て良かった。
その場所に立たなければ見えない風景というものがあるね。。。


林 茂樹展 Unfolded Ceramics
■3月23日(水)→4月11日(月)
■6階  美術画廊X

b0177891_12443035.jpg













by gizankatoh | 2016-03-26 13:02 | 美術の話
<< 何かを失う事は、何かを得る事・・・ 彼岸・・・ >>