時代遅れ・・・

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自分が何故”木”を彫るのかという動機の一つを教えてくれたミュシャの連作『スラヴ叙事詩』。
”動機”についての日記『スラヴ叙事詩 ( 2012,2,8 ) 』

彼は名声や名誉を捨てて故国チェコに戻り 18年という歳月をかけてスラヴ民族の歴史を描いた。

描かれた当初は「時代遅れ」とされ 忘れかけられた作品だったかもしれないが、

完成から約90年を経た今、現代を生きる我々に対し 時に静かに時に雄弁に語りかけてくる。


そして昨今、何千万〜何億という金額で取引されるアート作品。

それらは投資やファンドの対象になっている。

そのマネーゲームの先にある作品の本当の価値は百年後になってみないと判らない。


人の心に語りかけ、心を動かし、揺さぶり、感動する作品・・・

普遍的な”美”はいつの時代も変わらない。

”時代遅れ”とされるものの中にこそ真の美術作品があるのかもしれない。
by gizankatoh | 2015-06-12 21:46 | 月鏡
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