「福島」のこと・・・

b0177891_20352717.jpg


2011年3月11日、恐怖を覚える程の揺れを経験し、瓦や塀が崩れ落ちる瞬間を目の当たりにしました。
福島第一原発の爆発後、窓を閉め切り、日々アナウンスされる放射能の値に一喜一憂し、雨や水道水にも疑心暗鬼になっていました。
正直のところ精神的にも参っていました。

今まで、私は敢えて「福島」の事に関して距離を置いていました。
それは、東日本大震災での被害が他の地域とはまったく違う質のものであることや、
現在関わっている岩手県大槌町のことだけでも精神的にも思考的にも時間的にも許容範囲の限度まで達していたからです。

「福島」の被害に関しては多面的かつ重層的、そして多岐にわたって複雑であることや、
「放射能」に関しても情報が錯綜(恣意的、政治的情報も含め)しており、私自身がその情報を精査し、発信するのは危険を伴います。
また、私一人の出来る事は限られており、発信する情報に統一性が無い事は受け取る側にとっても必要以上に混乱を与えてしまいます。

被災地に関わらせて頂く際、「無理なく出来る範囲で」ということでほんの少し関わりを持たせて頂きました。
私にも仕事や生活があります。
長く長く関わっていきたいからこそ、「無理なく」と言う事を前提にしています。

また、当事者でもなく東北に縁もゆかりもない私が「気持ち」一つで関わることは礼を失していると思っていますし、
善意を振りかざして被災された方の心に土足で踏み込むような真似はしたくありません。

表現が相応しくないかもしれませんが「電車内で席を譲るように」という気持ちで
肩肘張らず関わり続けたいと思っているのです。

なので、「出来る事」で「無理なく」「長く」関わり続けたいと思っています。

前置きが長くなりましたが「福島」の事。
先日、いわき市の菩提院さんにお伺いし、ほんの少しの時間でしたがお話しを聞く事が出来ました。
ずっと心の片隅にあった「福島」のことに触れる事が出来て「やっと辿り着けた」と思いました。

今後、私なりに解る範囲で「福島」の情報も共有していけたらと思っています。


菩提院 -浄土宗 涅槃山 袋中寺-
by gizankatoh | 2014-04-14 20:41 | 東北に仏像を
<< 子供の頃のアイドル・・・ 3月11日以降、初めて観た”救... >>