佐々木 誠さん。。。

佐々木 誠さん。

すっかりファンになってしまった。。。

いや、以前からファンだった。


自分が木彫師の下に弟子入りして間もない頃、作品を目にしてから、

その造形に魅了されてしまった事は以前にも書かせて頂いた。

しかし、ご本人にお会いして、その造形の奥にある根源を垣間見、知る程に、

その奥深さ、重さ、芯の強さに、さらに魅了されてしまった。


あの形の根源にあるものは日本の風土であり、民族の歴史であり、神話だった。

古事記、日本書紀、万葉集・・・


静かにうごめく形。

まるで生命体のように・・・


土着の神々・・・それぞれ「人」としての感情があり、表情がある。


素戔嗚(スサノオ)・・・泰然としていながらも「人」の気配を感じる。

荒ぶる魂を鎮められ、神として祀られている姿なのだろうか・・・


アマテラスと題された鏡・・・太陽を神格化し、日本の神の中において最高神であるアマテラスは、

もはや人の形、気配は無く、他を寄せ付けない無垢さと神々しさがある。


まったく感じ入ってしまった。


それは、日本の民族の歴史や神話、万葉への深い造詣が土台となり、強く、芯の通った作品を生み出しているのだと理解した。

その造詣の深さは彫刻のみならず、自ら万葉仮名で「長哥」も作られる。


表面的な「形の形」ではなく、「哲学から生まれた形」だからこそ説得力があり、重みがあり、力がある。


佐々木 誠 <羽黒洞>
by gizankatoh | 2011-07-22 15:18 | 美術の話
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